出産祝いの熨斗(のし)はどのように書いたらいい?

親族や親しくしている友人・知人に赤ちゃんが誕生したら、出産祝いを贈りますよね。出産祝いは、新しい命の誕生を喜び、赤ちゃんのこれからの元気で健やかな成長を願うという意味が込められている大切な贈り物です。そんな出産祝いは、その内容も大事ですが、形式的な部分もおろそかにはできません。熨斗の書き方などもそんな中のひとつです。今回は、そんな熨斗の書き方などについて確認していきます。

●表書きの書き方と注意点

熨斗袋の水引の結び目の上部分に書き入れる「御出産祝」などの、いわばお祝いのタイトルが表書きです。そんな表書きは、出産祝いを贈る相手に対して、喜びと「おめでとう」と祝う気持ちをはっきりと伝えるために、手書きで濃く堂々と書き入れたいものです。その際、万年筆やボールペンの使用は失礼にあたりますので、毛筆(筆ペンでもOK)で書くようにしましょう。

●水引きにも注意して!

出産祝いにおける水引には、紅白の上向きの蝶結び(花結び)を使用します。これは、蝶結びは何度も結び直せるため、「何度あっても喜ばしい」という意味が込められているということによります。
最近では、水引のバリエーションが格段に広がり、デザインの選択肢も豊かになりました。例えば、華やかなパステルカラーや蝶結びの代わりに愛らしい人形をかたどっているものなど、とてもチャーミングな種類が並んでいます。そんな現代的なデザインのものを選択するのも面白いですね。

●連名での名前の書き方に関する注意点

贈り主の名前ですが、水引の下段中央に、表書きよりもやや小さな文字で書き入れます。文字の大きさに注意してくださいね。夫婦の連名で出す際は、中央に夫の氏名、左隣に妻の名前を記入するのが一般的です。
また、友人一同で出す際は、3名以内の連名の場合は右から五十音順に記入すること。4名以上の場合は代表者の名前を記入し、右隣に「他一同」とします。
職場のみなさんでのお祝いの場合は、五十音ではなく役職や年齢の高い方から順に記入。また、部署全体でのような場合は、「○○部一同」としてください。

●中包みの書き方でも油断しない

お祝いのお金を包むのが、中包みです。中包みの表面に漢数字(壱・弐・参など)で金額を、裏面には贈り主の住所と氏名を記入します。なお、中包みと表書きで使用する文具は同じものにしましょう。違う筆記具を使用するのはマナー違反になってしまいます。

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