覚えておきたい喪主の役割

人生において良いニュースも悪いニュースも、ある日突然前触れなく訪れる場合があります。特にそれが悪いニュースであった場合には、当事者は動揺し普段だったらなんでもなくできる冷静な判断ができなくなり、慌てふためいてしまうという事態にもなりかねません。そんな事態を防ぐためには、事前に怠りなく入念な準備をしておくことが大切です。そんな悪いニュースの代表例が、突然の葬儀という事態です。今回のコラムでは、そんな葬儀に関する事柄の中でも特に「喪主」という役割にスポットを当てて見ていきたいと思います。
 ★ 喪主について
喪主とは、葬儀全般において最も重要な役割を果たさなければいけないポジションになります。すなわち、遺族の代表者であり、葬儀の主催者なのです。まず儀礼的な面でいえば、故人に代わって弔問を受けるという重要な役目があります。また、葬儀の進行という手続き的な面でいえば、たくさんの方がいらっしゃり関係する方も多岐にわたる葬儀内容の取りまとめに加え、弔問客や僧侶へのさばきなど、スムーズな葬儀の進行役という責任を負っているのです。
 ★ 喪主の主な仕事
葬儀に関して、実に多くの責任と役割があると聞くと、多くの方はしり込みしてしまうかもしれませんね。でも、それほど心配する必要はないのです。というのも、現代の葬儀においては、葬儀全般の実務は、葬儀社の担当者などに任せて、葬儀の当日は喪主自らが動くことをしないことが多いからです。その他の事項でも、葬儀社からのプロのアドバイスを受けながら進行すれば、問題ありません。
 ★ 喪主の決め方
喪主を決めるのには、決まった方法やこうしなければならないという絶対的なルールなどはありません。あくまでも、故人の家族や親族内で相談して、喪主を決めるというほかはないのです。ただし、まれに故人が生前に喪主を指定している場合もあるので、その場合はできる限りその希望に従うようにします。なお、誰が喪主を務めるのかは遅くとも、通夜の前には決めるようにします。

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