今改めて見つめなおす成人式のコト

大人への仲間入りとして社会全体でお祝いをする成人式。成人式といえば、最近はテレビのニュースなどでマナーの問題を指摘されるなど問題提起もされていますが、本来は、若者の新しい門出を祝う伝統ある行事です。日本では、公の祝日にもなっている成人式。今回は、そんな成人式にまつわる基本をご紹介していきながら、改めてその意義などについて考えるきっかけにしていただければと思います。
 ★ 冠婚葬祭の「冠」とは?
このコラムでは、成人式の由来や意義などについてご紹介していきたいのですが、それに関連して、「冠婚葬祭」の「冠」の意味や意義がキーワードになってきますのでみていきたいと思います。
冠婚葬祭の「冠」とは、私たちの人生の過程でいろいろと訪れる、成長過程での各々の節目のことを指す言葉なのです。例えばここで例を挙げるとすれば、お宮参りやお食い初め、初節句などがわかりやすいかもしれませんね。そしてその「冠」と呼ばれる人生の節目の中にあって、最も盛大に行われるものが成人式というわけなのです。
ちなみに、冠婚葬祭の「婚」は結婚、「葬」は葬儀、「祭」は年中行事のことを指していますので、ご参考にしてください。
 ★成人式の由来は?
成人式の由来については、時代をかなりさかのぼります。そもそも成人式は、奈良時代からみられる、およそ12歳から16歳の男子の頭に冠を載せて成人とみなす「加冠(かかん)の儀」という通過儀礼が元になっていると言われています。
そして、時代時代にさまざまな変容を遂げていきますが、共通しているのが、大人の仲間入りをするために必要な社会的責任を負ったり、晴れて成人と認められるための自覚を持たせるような節目の行事であるということです。
そして、現代においては、満20歳が法律上成人と定められ、1月の第2月曜日が「成人の日」と定められています。
 ★ 成人式の服装
成人式においては、男性は袴で女性は振袖という服装が正装とされていますが、もちろんスーツでも問題はありません。ただし、本当に成人式において大切になるのは、服装の問題ではなく、大人としての自覚や志なのかもしれませんね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメント

お名前 *

ウェブサイトURL