気を付けたい!香典返しにおける注意点

突然の訃報に接し、周囲も落ち着かない中で、わざわざ故人のためを思って通夜や葬儀の法要に駆けつけてくださった方々は本当にありがたい存在です。そんな故人を偲んで忙しい予定を何とかやり繰りして法要に列席していただいた方々への感謝の気持ちを示すのが、香典返しという習慣です。香典返しは、故人の生前にみなさん深くかかわっていただいた方々ですので、失礼のないように、そのマナーなどにも注意を払いたいものですね。今回のコラムでは、そんな香典返しにおける注意点などについて、確認していきたいと思います。

★香典返しにNGなモノとは?

香典返しにどのような品物を選んだらいいのか、また逆に選んではいけない品物については、気になるところですね。まず、香典返しは、不祝儀ですから、「消えもの」すなわち使ってすぐに消えてなくなってしまう消耗品を選択するのが、一般的な選択となります。ただし、ここで注意しておいていただきたいことがあるんです。それは、地域の風習や宗教上の違いもあるのですが、中には、四十九日まで「四つ足」を控えるなどというご家庭もあるため、お肉をお贈りするのは避けたほうが無難です。また、同じように、消え物であるからといって、魚も避けたほうがよいと言われています。ただし、お肉やお魚も選べるようになっているカタログギフトなら問題ありません。

★故人がお酒好きだった場合

結論からいって、お酒も香典返しの品物としては避けたほうがよいでしょう。なぜなら、お酒は、神事を営む際のお供え物としての側面が強いですし、お酒などの嗜好品が、慶事を連想させるので、不祝儀である香典返しには向かないとみられているからです。

★香典返しに商品券はOK?

香典返しの一般的な相場観ですが、いただいた香典の半額程度が目安であるとされてきました。問題は、香典返しに商品券などの金券を選択してもマナー違反とならないのかどうかという点です。最近は、香典返しに商品券を贈るケースも増えているため、必ずしもマナー違反とはならないようです。ただし、商品券などの金券は、露骨に値段がわかってしまうという側面がありますから、お相手の好き嫌いをよく見極めたうえで選択したほうがよさそうです。

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