覚えておきたい香典のマナーと常識

香典とは、一般的な観点からいえば、通夜や葬儀(告別式)の際に持参するお悔やみの気持ちを示すお金(不祝儀)のことです。この香典をはじめとするお悔やみごとのしきたりやマナーは、宗教的な問題も絡んでくることもあってなかなか難しいテーマであるといえます。今回は、香典に関するマナーや常識について、その注意点とポイントをご紹介していきたいと思います。

★香典の基本的なコト

香典には、実は2つの側面があるのです。そのひとつは、まず、宗教的な意味合いで、例えば線香や抹香、花の代わりに死者の霊前に供える儀式的な側面です。そして、もうひとつの側面とは、相互扶助的な観点になるのですが、急なご不幸による出費に対する経済的な助け合いという側面になります。
そんな香典は、通夜または葬式・葬儀(告別式)のいずれかに持参するものです。ここで、多くの方が迷い戸惑うポイントが、香典を入れるのし袋の表書きや、のし袋そのものをどうすればいいのかという点。なぜ戸惑うのかといえば、これらが各宗教によってそのしきたりなどが異なってくる可能性があるためなのです。この点、覚えておいて欲しいのは、「御霊前」と書いたものであれば、たいていの宗教に対応して用いることができるという点です。さらに、「御霊前」は、通夜と葬儀(告別式)のいずれでも使うことができます。ただし、ベストな方法は先方の宗教・宗派をお尋ねして、それに合ったしきたりがあるようならそれに従うことです。この辺りは、デリケートな問題でもあるため、フレキシブルに対応したいですね。

★その他のポイントは?

訃報を受けたら、故人や遺族とのおつきあいの深さによって、弔問の時期などを調整します。すなわち、お付き合いが深く親しい友人や近い親戚の場合、できるだけ早く掛けつけるようにします。その他の場合、特に会社関係の方の場合は、通夜以降に弔問する方が良いでしょう。
香典は、その際に持参しますが、通夜の際に香典を持参した場合には、その後の葬儀においては記帳のみを行うことになります。

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