出産というのは、人生の中でもとても大きなライフイベントの一つです。そんな記念すべき出産というイベントに伴って贈られる出産祝いは、新たな命の誕生に敬意と喜びを込めた大切なものですね。せっかく贈る出産祝いに関してマナー違反があったりすれば、贈る側の思いが伝わらずに台無しになってしまう事態も考えられます。ですから、ここでしっかりと出産祝いに関するマナーを確認しておきましょう。
●出産祝いはお母さんへのお疲れさまのメッセージ
出産祝いに限らず、すべての贈り物にはその意味と相手への言葉ではないメッセージが込められていることをしっかりと意識したいものです。出産祝いの場合は、赤ちゃんが生まれた喜びとお母さんへのねぎらいの気持ちを届ける大切な贈り物なのです。人生の中で決して忘れることのない出産という出来事に花を添える贈り物というわけですね。ですから、決してそんな意味とマナーを軽んじてはいけません。
●出産祝いにＮＧな品物とは？
出産祝いを実際に贈る際に気を付けなくてはならないこととは、一体どのようなことでしょうか？特に気を付けたい点として、出産祝いとしてどんなアイテムを選択するのかということがあります。皆さんもここが一番知りたい点ではないでしょうか？
この問題を考える際に重要なのは、先ほど触れた出産祝いを贈る意味を念頭に置くということです。ですから、例えば、次のような品物は出産祝いとしては非常識とされてしまうでしょう。
・お父さんの趣味に合わせた品物
・お酒類
・贈る側の趣味を押し付けるような品物
いかがでしょうか？ 出産祝いのプレゼントとして、赤ちゃんやお母さんが普段使いするようなこれから役に立つアイテムなどを選ぶと喜ばれるでしょう。出産祝いの品物を選ぶ際には、ぜひ気を付けたいポイントですね。
●出産祝いは相手への思いを込めて
出産祝いとして何を贈るかということももちろん重要なのですが、いつ贈るのかということにも充分に配慮したいものです。出産祝いを贈るタイミングとしては、一般的に、生後7日後から生後1ヶ月くらいが適切とされています。くれくれも、出産間もないまだお母さんが入院中の時期に出産祝いを贈ることのないようにしましょうね。
ポイントは、お母さんやそのご家族へ思いを馳せて充分に配慮を行うということかもしれません。
●難しいお相手への出産祝い
職場の上司や同僚に赤ちゃんが誕生したという場合には、また特別な配慮が必要になります。それは、「周囲とのバランスを考える」ということです。あまり高額なものは、かえってお相手にとって負担となってしまいかねないので、３千円〜５千円程度の予算設定が無難です。また、贈る品物は職場のメンバーで連名で選ぶか、無難なのは現金をお送りすることです。