今わかる!一周忌に引出物やお返しは準備するのが正しい?

在りし日の故人を偲ぶ一周忌。そんな一周忌の際には、さまざまなお思いを抱いて参列される方は「お供え」をお持ちになるのが慣習です。今回のコラムでフォーカスしていきたいのが、このような一周忌のお供えに対して、何か「お返し」をしたり、「引出物」などを用意した方がよいのかという点です。今回は、いざという時に戸惑わないように、この点について確認していきましょう。

★まずは間違えやすいポイントから!香典はNG!

まずは、一周忌におけるお供えやそのお返しという話題に関連して、意外に間違えやすいポイントについてご紹介します。それは、一周忌においても、「香典」や「香典返し」という言葉をついつい使ってしまうということ。一周忌では、「香典」や「香典返し」という言葉ではなく、「お供え(御仏前)」と「引出物」という言い方をします。「香典」や「香典返し」という言葉は、四十九日までに行われる法事での名称なのです。ですから、それ以降の法事では、まずは思わず使ってしまいがちな誤った名称について使うことのないように注意しましょう。
四十九日を過ぎたら、それを境に「香典」「香典返し」ではなく、「お供え(御仏前)」「引出物」に呼び方が変わります!

★一周忌は「お膳と引出物」がお返しの定番

今までの話題の中で、「一周忌にはお返し(引出物)をする」という結論は出てしまいましたが、問題は、そんな引出物の中身についてです。これについては、お供えをいただいた側は、お膳と引出物でお返しするというのが一般的であることを覚えておきましょう。そして、その目安ですが、お膳と引出物を合わせた合計がいただいたお供えの7割程度と考えておけばよいでしょう。

★地域によって変わる「しきたり」をチェック

一周忌に限らず、法事については、一般的な慣習は別にしてその地域ごとに独自のしきたりが存在することがあります。できれば、事前にそんな地域の風習に詳しい方にお話を伺えればよいでしょう。

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