七五三といえば千歳飴!その由来と意味とは?

七五三は、子供の成長の節目を祝う古くから日本に伝わる伝統行事です。ご両親や親類の方々が正装でかわいく身を固めたお子さんの成長に目を細め喜ぶ、うれしい機会ですね。そんな七五三といったら、まず千歳飴を思い浮かべるくらいに千歳飴は七五三になくてはならない象徴的なアイテムになっています。千歳飴は、子供のかわいさをより一層際立たせる小道具ともなっています。それでは、そんな千歳飴の由来や意味とはいったいどのようなものなのでしょうか?意外に知らないそんなアレコレについて、ご紹介していきます。

●千歳飴の由来とは

千歳飴を手にすると子供たちは七五三のお祝いを忘れて大はしゃぎですが、そもそも千歳飴は、子供のご褒美や子供を喜ばせるためのものであったわけではなかったようなんです。
そもそも千歳飴の発祥は、江戸時代にまでさかのぼり、浅草は浅草寺で生まれたものであると言われています。江戸時代に浅草寺において、紅白に染めた棒状の飴を「千年」のネーミングで売り出したところ大人気となったということなのです。これが、現在の千歳飴の由来なのですね。「千年」や「千歳」は、長寿などを連想させ、縁起物として評判になっていきました。

●千歳飴に込められた意味とは?

千歳飴には、そのネーミングとともに、親が子供に健康と健やかな成長、そして長寿への願いが込められています。そのような意味で、千歳飴は、粘り強く細く長い形状で、色も縁起の良い紅白の飴となっているわけなのですね。このように親の本当に純粋な子供への愛情が込められていることに思いを馳せると、千歳飴もまた違った風に見えてくるから不思議です。千歳飴を手に喜んでいる無邪気な子供たちを眺めながら、ご両親は喜びもひとしおといったところです。

●千歳飴の袋のデザイン

千歳飴は、大変におめでたいとされる「鶴や亀」「松竹梅」などの絵柄の袋に入れられていることが多いですね。千歳飴は、喜びの行事に欠かせないアイテムとして、とにかく縁起物ですから、その袋にも縁起の良い絵柄が採用されているのです。
ちなみに、鶴や亀は、長生きを表現していますし、松竹梅は、「冬でも緑を保つ松や竹、冬を耐えて真っ先に花を咲かせる梅」という意味があり、健康や力強さの象徴なのですね。まさに、縁起物にはふさわしいデザインというわけです。

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