七五三といえば、子供の成長の過程では欠かすことのできない節目の大きな行事ですよね。それぞれに３歳、５歳、７歳を迎えようとするお子様をお持ちのお父さんお母さんにとっては、神社への段取りや記念撮影の準備など、いろいろと大変なことと思います。しかし、いざ自分がその当事者になっていろいろとやらなくてはいけないということになってくると、そもそも七五三という伝統行事について、意外に知識がなかったりすることに気がついたりすることもまた事実であるようです。ここでしっかりと「七五三」について、その基本事項を確認してみてくださいね。
●そもそも七五三とは何？
七五三とは、日本に古くから伝わる伝統行事で、子供の成長を祝い健やかなこれからの未来を願う意味が込められています。七五三は、もともと関東圏でのみで行われる地方独特の風習でした。今と違って医療技術などがそれほど進化していなかった時代には、乳幼児の死亡率が高く、そんな背景の中で子供が３歳まで健康に育ったということが大変な喜びであったのです。そして、子供の成長の過程においては、３歳、５歳、７歳というのはそれぞれに節目として大きなタイミングになっていますので、そこでお祝いをするということが少しずつ全国的に定着していったというわけなのです。
●現代の七五三の風景
現在における七五三では、それぞれの地域によって違いはありますが、近所の神社において参拝や祈祷をしたり、写真スタジオで記念撮影をしたり、食事会を開催したりすることが一般的です。
やはり、子供にとって一生に一度のかわいらしい瞬間を記念に残そうと、七五三のシーズンは、写真スタジオが大変混み合います。最近では、先に写真だけ撮る写真スタジオのプランなどもメジャーになってきて、それを利用する家庭も増えてきているようです。
●七五三は何歳でやる？男の子と女の子の違い
七五三を祝う年齢というのは、数え年を用い、男の子は３歳と５歳、女の子は３歳と７歳ということになっています。
家族みんなで子供の成長をお祝いして、いい思い出も残せるようにしたいものですね。