いざという時にも落ち着いて!お通夜のマナー

お通夜は、故人の亡骸と一緒に最後の時をともにする遺族や個人と親しくしていた方にとっては貴重で大切な儀式です。宗教的な言い伝えでは、近親者が死者と共に一夜を過ごすことによって、邪霊の侵入を防ぐとも言われています。今回は、そんな故人との最後の別れを惜しむための儀式であるお通夜のマナーについて見ていきたいと思います。
 ★ 通夜の基本事項
通夜という儀式は、遺族や親族、故人と密接に親交のあった知人や友人などが参列して、一夜を過ごしつつ故人の冥福を祈るというものです。葬儀や告別式との関係性でいえば、都合で葬儀や告別式に出席・参列できない時に、葬儀や告別式に参列できない代わりにお通夜の方に弔問するという流れになってきます。本来、通夜という儀式は、故人と大変親しくしていた方が弔問するものですが、どうしても葬儀に参列できない時には、それほど親しくなくても通夜に弔問して構いません。
 ★通夜に香典を持参する時のマナー
香典についてですが、お通夜または葬式・告別式のどちらかに持参するようにします(両方に参列するなら、通夜の時に出します)。香典を入れるのし袋については、宗教や宗派によって異なることがあるため、事前に確認できるに越したことはありません。万一、宗教がわからない場合には、「御霊前」と書かれたのし袋であれば、オールマイティでたいていの宗教に用いることができるので便利です。また「御霊前」は通夜・告別式のどちらでも使えます。
 ★ 通夜に参列する時のマナー
お通夜の儀式は、午後6時頃から始まって、10時頃まで行われることが一般的なスケジュールです。お通夜の弔問に伺う際には、早すぎても、逆に遅すぎてもご遺族の迷惑になってしまいますので、開始時刻の10分程度前に会場に着くように心がけましょう。
受付では、一礼してお悔やみの言葉(「このたびはご愁傷さまです。」など)を手短に述べます。あるいは、軽く黙礼するのみでも良いでしょう。
通夜の会場では、言葉少ない感じで、話す時でも小声でするようにします。あいさつも目礼する程度にします。
お通夜の儀式が終了した後ですが、通常は、焼香をすませ次第、退席します。しかし、特別故人やご遺族と親しくしていたなどの理由から、通夜ぶるまいに招かれた場合には、なるべく応じるようにしましょう。

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