意外と知らない?お盆の起源

夏といえば、お盆休みにレジャーの計画を立てている方も多いのではないでしょうか。

しかし、レジャーの他にもお盆本来の意味を考えて過ごすことも忘れないでほしいと思います。

みなさんは、そんなお盆のもともとの由来や起源をご存知ですか?

意外にほとんど知らないという方が大半ではないでしょうか。

お盆の起源ということに焦点を当てて見ていきたいと思います。

★お盆とはいったいどんな儀式なの?
“お盆”

お盆は、古くから営まれているご先祖様の精霊を迎えて供養する日となっています。

このお盆、正式には「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と呼ぶんですね。

そんなお盆の起源ですが、実は、主に次にご紹介する2つの説が有力とされているんです。

インドを発祥とするお盆の由来

はるか昔のことになりますが、お釈迦様が仏教の教えを説いていた頃のインドにおいて、毎年7月15日に「ウラムバナ」という仏教行事が行われていたのだそうです。

この「ウラムバナ」は、苦しみの世界へ堕ちたご先祖様を救うと同時に、その魂を祭るための行事でした。

これが仏教とともに次第に日本へ伝わってきたというのが、お盆をインドを発祥なのだとする説の内容になります。

そして、この説の中では、次のようなことが言われています。

「お釈迦様の弟子の中でも神通力が一番とされた目連尊者は、ある時、その力によって、亡き母が餓鬼道に堕ちて苦しんでいることを知った。

目連尊者はとても心を痛め、なんとかしてその母を救いたいとお釈迦様に助けを求めたところ、お釈迦様は「夏の修行が終わる7月15日に、多くの僧たちを招いて供物を捧げ供養をするように」と諭されたのだとか。

そして、目連尊者がその通りに供養を行ったところ、母親は無事に救われ、成仏することができた。」

ここから、ご先祖様の精霊を救い供養する行事として、いわゆるお盆の原型が誕生してきたのだとか。

日本を発祥とするお盆の由来

はるか昔から、日本においては、ご先祖様の魂を大事にし、死者の精霊を祭る習わしがあったとされています。

冬と夏の時期、年に2回、霊棚を飾ってご先祖様や死者の精霊を供養するお祭りが催されていたそうで、冬に行われるものが「正月」、そして夏に行われるのが「お盆」であったというのがこの説の内容になります。

このように諸説が存在するお盆ですが、大切なことは、ご先祖様に思いを馳せ、私たちの未来への力につなげるきっかけにすることではないでしょうか。

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