毎年、6月の第3日曜日は何の日でしょうか?
そうです。父の日なんです。
しかしこの父の日、毎年テレビや雑誌などで大きく取り上げられる母の日に比べて、なんとなく注目度が低く存在感が薄いなどと感じている方も少なくないかもしれません。
そんな父の日は、もともとどのように始まったのでしょうか?
そんな父の日のキホンについて、探っていくのが今回のテーマなんです。
★目次
★父の日発祥の地は?
実は、父の日の発祥の地は、母の日と同じくアメリカなんです。
つまり、「母の日」ができたことを知ったワシントン州に住むドットという女性が、「母の日のように、父を讃え感謝する日を」と牧師協会に嘆願したのがその始まりとされているんですね。
このドットさんは、お母さんの死後、再婚もせず男手ひとつで6人の子どもを育てあげた父をとても尊敬していたのだそうです。
そしてその後、アメリカ大統領ウィルソンにより父の日が認知され、とうとう1972年にアメリカで国民の祝日に制定されたのでした。
★世界の「父の日」はどうなっている?
みてきたように、父の日は、もともとアメリカで生まれて日本に渡ってきた習慣だったんですね。
それでは、そんな父の日は、本家のアメリカとこの日本だけで行われている習慣なのでしょうか。
実は、父の日は、世界中に広まって定着している習慣だったのです。
父の日は、その発祥の地であるアメリカをはじめとして、カナダ、イギリス、フランス、日本など多くの国で日は必ずしも一定ではないようです。
例えば、イタリアやスペインでは、3月19日の「聖ヨゼフ(キリストの父)の日」に、韓国では、5月8日を母の日とし、その同じ日に「親の日」として祝うといった具合です。
ちなみに、母の日のシンボルであるカーネーションにあたる父の日の花はなんだかおわかりですか?
それは、ズバリ、「バラ」なんです。
これは、父の日の生みの親であるドットさんが、父親の墓前に白いバラを供えたことがその由来だと言われています。
あなたも、父の日のプレゼントに、バラを選んでみてはいかがですか?