みなさんは、お中元をいただいた場合にどのようにしていますか?
お中元に限ったことではないのかもしれませんが、贈り物やプレゼントはいただいた後の対応がとても大切です。
その後の対応を誤ったばかりに、それからのお付き合いにかえってぎこちなさやしこりを残してしまうという悲しい結果にもなりかねないからです。
ですから、お中元をいただいたら、最低限のラインとして、感謝の気持ちをハガキや手紙でお礼状としてお届けすることを忘れないようにしましょう。
今回のこのコラムでは、そんなお中元をもらった後のお礼状に焦点を当ていくつかのポイントについて見ていきたいと思います。
★目次
★お中元のお礼状ポイントとは
まず、押さえておいてほしいこと。
それは、お中元をはじめとしてお歳暮や結婚のお祝いなども含めて、いただいた際にはハガキや手紙でお礼状をお返しするのがマナーだということです。
お礼状の書き出しは?
お礼状の書き出しには、四季や天候に応じた心情や季節感を表現する、いわゆる「時候のあいさつ」を添えるのが一般的とされています。
お中元をいただく7月上旬から中旬(ちなみに、関西では7月上旬から8月中旬にかけて)においては、「猛暑」、「盛夏」、「梅雨明け」などがよく用いられることを頭に置いておくと便利です。
ここで、参考までに、一般的な時候のあいさつの例をご紹介しますね。
梅雨明けから本格的な暑さが続いておりますがいかがお過ごしでしょうか。
盛夏のみぎり、○○様におかれましてはますますご壮健のことと存じます。
身体にこたえる猛暑が続きますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
★喜ばれるお礼状を目指したい
お中元などのお礼状は、なにも事務的に贈り物が届いたことの報告でもなく、ただ感謝の気持ちを伝えるだけでもありません。
もうひとつ大事な役割として、普段なかなかお会いできない方へ向けて、自分自身や家族の近況を報告するという意味もあるのです。
ただただお礼の文章を書き連ねるだけではなく、ぜひリアリティのある身の回りの近況などを添えるようにしたいものです。