赤ちゃんには生後7日目に名前を付ける?!

長い長い妊娠生活を経て、無事に出産を終えた喜びはひとしおですね。やっと赤ちゃんに出会えた感激に浸るこの時間は、人生でもかけがえのないものです。そんな喜びに浸りながらも、次々とやらなければいけないことはやってきます。赤ちゃんに名前を付けることもそのひとつ。日本には、赤ちゃんに生まれてから7日目に名前をつけるという風習があるのをご存知でしょうか?この習慣というのが、「お七夜命名式」という儀式。今回は、そんな「お七夜命名式」についてご紹介します。

●お七夜命名式は昔ながらの伝統的な儀式

お七夜命名式は、赤ちゃんが生まれてから7日目の夜に名前をつけるという儀式です。最近は、だんだんとこのような昔ながらの伝統的な儀式を行うということ自体が減っているようですが、地域によっては、まだまだ親族などが集まり盛大に執り行われている日本に根付く行事となっています。
お七夜命名式という儀式は、もともとお七夜命名書に赤ちゃんの名前を書いて自宅の神棚や壁などに貼ってみなさんにお披露目するというもので、赤ちゃんのお披露目とともに無事に生まれてきたことの喜びを分かち合うというという意味もあると言われています。そして、お祝いの席ということで、お赤飯や尾頭つきの鯛など縁起の良いお祝いの食事を家族や親戚で囲むのです。

●お七夜命名書の書き方

赤ちゃんの名前を貼りだすために書かれるのが、お七夜命名書です。本来の正式な書き方に従うと、奉書紙やへぎ盆といった本格的なものを用意する必要があるのですが、現在一般のご家庭ではほとんど見ることがありません。そこで、ここでは、現在一般的に行われている方法をご紹介します。
まず、用意するものは、半紙と筆(筆ペン)。今は、文具店などで「命名書」といった専用の用紙も売っていますので、それでも構いません。
手順は、以下の通りです(すべて縦書きで書きます)。

•用紙中央の上辺りに小さめに「命名」と書く
•「命名」の下に大きめに「赤ちゃんの名前」を書く
•用紙の左端に生年月日を小さく書く

これで完成です。完成した赤ちゃんの名前が書かれた命名書は、赤ちゃんが寝る場所に近い壁に貼るとよいでしょう。

●赤ちゃんの命名は生後7日目でないとダメ?

ご紹介してきたように、このお七夜命名式は、赤ちゃんの生後7日後に行うというのが本来なのですが、必ずしもそれにこだわる必要はありません。出産後は母子ともにしばらく病院で過ごす場合もあって、事実上生後7日後に合わせて行うことが難しい場合も多いですからね。何より大切なのは、形式にとらわれ過ぎずに赤ちゃんの誕生の喜びをみんなで分かち合うことなのです。

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