出産後最初の儀式、「お七夜」はカジュアルに簡略化OK?

無事に出産を終えて我が家にもついに赤ちゃんがやってきたというときは、新しい命の誕生に人生最大の喜びの瞬間ですね。そんな赤ちゃん誕生の喜びもつかの間、その後一番最初に訪れるイベントが「お七夜」と呼ばれる風習です。今回は、そんなお七夜とそれにまつわる疑問やアレコレをまとめてみます。

●お七夜とは?

お七夜という儀式は、赤ちゃんの誕生7日目を祝って行われる行事です。儀式や風習というと地域によってだいぶ異なるのが通常ですが、このお七夜も例外ではなく、地方地方によって様々なやり方が存在するようです。ですが、一般的にお七夜においては、お母さんやお父さん、両家のおじいちゃんやおばあちゃんなどとみんなで一緒に、赤ちゃんの命名式(名前を披露する)を行って、お祝いの料理を楽しんだりすることがスタンダードです。この他、赤ちゃんの手形や足形を取ったり、みんなで記念撮影をしたりすることもあるようです。

●お七夜の由来

そんなお七夜は、赤ちゃんの命の安全や健康にとって最も大事な生後7日間を無事に過ごせたことの喜びとこれからの成長を願って、お祝いが行われるようになったということが、もともとの起源であるようです。昔は、現代のように医療技術や設備などの環境が整っていなかったため、出産直後に命を落とす赤ちゃんがたくさんいたのですね。

●現在のお七夜の考え方

このように、お七夜という風習は、日本に古くから伝わる赤ちゃんの誕生を心からお祝いするという伝統あるものなのですが、現代においては、なかなか昔の伝統に則ってすべてを行うということが難しくなってきています。
そこで、現在のお七夜は、形式に捉われることなく、「赤ちゃんの誕生を親族でシンプルにお祝いする」という意味合いに変化してきているのです。ですから、お七夜をあまり堅苦しく考える必要はないのです。決して無理のない範囲で、赤ちゃんを中心に身近な親族で集まり、お食事をしながら楽しく過ごせれば、それでいいのです。

●お七夜を行う際の注意点とは?

現代風のカジュアルで簡略化されえたお七夜を行うとしても、出産間もないママや赤ちゃんにとっては、思わぬ負担となってしまいがちなもの。そこで、お七夜を行うにあたって、気を付けておきたいポイントをまとめてみました。

 出産前に準備をしておく
出産後は、何かと多忙を極めます。ゆっくり準備する暇もないため、お七夜の段取りは出産前にしておきましょう。パパや周りの人の協力も絶対に必要です。

 体調次第で日程をずらしてもよい
絶対に産後7日目にお七夜をやらなければいけないというわけでもありません。お母さんや赤ちゃんの体調や状況を考慮して、日程を調整しましょう。

 決して無理はしないこと
お七夜は、赤ちゃんの顔見せ程度の簡単なものにとどめ、決してあれもこれもと欲張らないほうが無難です。大事なのは、ママと赤ちゃんの体調などの都合の方です。

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