お食い初めとは、新しい命の誕生から数えて１００日目から１２０日目を目安にして行われる、赤ちゃんの健やかな成長を願う日本に古くから伝わる伝統的な儀式です。これは、お食い初めの儀式を行う生後１００日前後が、ちょうど赤ちゃんの歯が生えはじめる時期にあたるということに関係しているとも言われています。そんなお食い初めの儀式の中に、石を使った「歯固め（はがため）」というものが存在し、「歯固め石」を祝い膳に添えて、赤ちゃんに石のように丈夫な歯が生えることを願ったりもします。今回のコラムでは、そんな歯固めの儀式にフォーカスし、お食い初めで使う歯固め石の入手方法や選び方などをご紹介していきます。
★お食い初めの歯固めで使う石はどこで入手できる？
お食い初めの中で行われる歯固めの儀式。日本の伝統的な行事でありながらも、なんだか特徴的なかわいらしさが面白いですね。さて、そんな歯固めの儀式で使われるのが、「歯固め石」です。この歯固め石については、「このような石でならなければいけない」などの決まりがあるのかといえば、実はそうでもないのです。ここで、歯固め石の種類や入手先について参考のためにご紹介しますね。
神社の敷地にあるものを借りる
近所の氏神様の神社にお参りをして、その境内にある石を拾って「歯固め石」として使います。これは、あくまでも神社からお借りしたものなので、お食い初めの歯固めの儀式で使った後は、きちんとお返しするようにしましょう。
お宮参りのときに神社から授かる
神社によってはお宮参りのご祈祷の際に、歯固め石を授かる場合があるんです。もしそのような機会に恵まれたならば、儀式で使用した後にも記念としてとっておくことができます。もし、いただけなかった場合は、その神社の境内にある小石をお借りするという方法もあります。この場合もあくまで「借りもの」ですので、儀式終了後にお返ししてくださいね。
河原で拾う
家の近くに河原がある場合は、きれいな石を拾ってきて歯固め石とするのもアリですね。使用前には、しっかり洗って消毒しておくと安心です。
購入する
最近は、インターネットを通じて、歯固め石を入手することができてしまうんです。このようなネット通販を利用することもできます。
★お食い初めに使う歯固めの石の選び方
お食い初めに使う歯固めの石の大きさなどには決まりがありません。ネット通販などで購入する場合は別ですが、色や形にこだわる必要はなく、持ち帰りやすい大きさの石を選べばよいでしょう。