毎年5月の第2日曜日の母の日といえば、お母さんに赤いカーネーションを贈るというのがスタンダードなスタイルとされていますよね。
しかし、母の日のフラワーギフトとしては、カーネーション以外にもいろいろな花が選ばれているんです。
バラもそんな母の日のフラワーギフトとしてよく選ばれることが多い人気の花のひとつ。
バラの花束やフラワーアレンジメントは、気品と華やかさがあって本当に素敵ですよね。
しかし、もらってから時間の経過と共に枯れてしまうのは、自然の摂理ではありますが、少し残念なもの。
そこで今回は、バラを長く楽しむためのひとつの方法として、バラの切り花を挿し木で鉢植えにする方法をご紹介したいと思います。
★目次
★バラの切り花を鉢植えにする準備
挿し木の最適な時期を選ぶ
切り花のバラを挿し木するには、時期の見極めが重要です。
この最適の時期は、「5月後半から7月」、「真夏の時期」、「9月中旬から10月」とされていますので、まずは押さえておきましょう。
挿し木に必要なものを準備する
挿し木に必要なものとして、「バラの挿し穂」と「プランター」、「種まき・挿し木用土」、「発根促進剤」、「カッターナイフまたは剪定バサミ」が挙げられます。
ホームセンターなどで購入します。
バラの挿し穂をつくる
バラの花を切り落とし、おおよそ3から4節程度の長さにします。
上部にある葉を2セットくらい残してその他の葉は取り除きます。
水分の蒸発を減らすためです。
切り口は面積が広くなるようにカットしましょう。
これは、根が出てくる面積を広げるためです。
切り口へ均等になるよう発根促進剤をつければ、挿し穂の完成です。
土をセットする
土は種まきや挿し木用土として普通に市販されているもので十分でしょう。
初心者にとっては、簡単で失敗のリスクを減らすことができます。
★バラの切り花を鉢植えで育てる方法
水あげする
挿し穂をそのまま土に挿すより、水に浸けてから水あげして挿した方が上手に育つ確率が高まります。
乾燥にはくれぐれも注意し、バラにたっぷり水を与えてから挿し木しましょう。
なお、水に珪酸塩白土を入れると水が腐らず、発根にも良い影響があるとされていますので覚えておきましょう。
土に挿す
用意した土に水を吸わせてから挿し木してください。
おおよそ3週間程度経過した頃に、新芽が伸びてくることが多いです。
鉢の植え替えのタイミングまでは肥料を与えず、水だけで育てます。
植え替え(鉢上げ)をする
挿し木の葉が枯れずに育ち、新芽が葉の枝元から出てきた頃が植え替えのベストタイミングです。
期間的には、土に挿してから、おおよそ2ヶ月くらいが目安です。