意外と知らない?出産内祝いの風習とマナー

今回のテーマは、出産内祝いについてです。風習やマナーは目に見えないものだけに何かと不安がつきものです。ましてや、そんな風習やマナーは、お住まいの地域によってそれぞれに変わってくるものなので、なおさらですね。そこで今回は、大きくエリアを区切って、関東、関西そして海外における出産内祝いの風習やマナーについて見ていきたいと思います。

●出産内祝いとは?

めでたく妊娠から出産を経て人生最大の喜びに浸る瞬間に、各方面から出産祝いをいただきますね。そんな時、いただいた出産祝いのお返しとして日用品、食器や食品などをお送りするのが、出産内祝いです。紅白、蝶結びの水引、のし付きで表書きに内祝と書き、子供の名前を記載します。

●出産祝いをいただいた方に対する関西での独特の風習

さて、ここが今回のポイントになるのですが、例えば、関東にお住まいの方から出産祝いをいただいた場合と関西の方からいただいた場合とで、出産内祝いの内容やスタイルに何か変わりはあるものなのでしょうか?
この点、関西の特に近畿地方における独特の風習がありますので、ここでご紹介しておきますね。それは、関西の近畿地方でみられる「おため返し」と呼ばれる風習です。おため返しとは、出産祝いなどでいただいたお祝い金の1割を「おため紙」と呼ばれる半紙に包み贈るというしきたりになります。わざわざお祝を贈ってくださった方に対して、感謝と出産というラッキーで幸せなことがお相手に伝播しますようにという願いが込められてということのようです。
なお、このおため返しは、出産内祝いとは別物とされていますので、出産内祝いはこれとは別にお贈りするのがマナーです。

●出産内祝いの相場は地域で異なる?

出産内祝いの相場は、いただいた金額の3分の1が目安であると言われています。この辺りは関東や関西を問わず、日本全国あまり違いがないと言われています。ただし、関西においては、人によって出産祝いとして多額のご祝儀を奮発される方が少なくないと言います。その場合、出産内祝いの金額も比例して変わってくることになりますね。いただいた出産祝いの金額がほぼ同じくらいならば、出産内祝いとして用意するアイテムを統一することもアリですよ。

●意外と戸惑う海外のから出産祝いをいただいた場合には?

さて、出産祝いを海外にお住まいの方からいただいた場合どうしたらよいでしょうか?最近はグローバルな時代を反映して、こんなことも決して珍しいことではありません。
そんな場合、相場の3分の1をそのまま当てはめると送料が高くついてしまうことに伴って、かえってお祝いを贈ってくださった方に負担を強いてしまうこともあります。そこで、送料を含めて3分の1から半分程度の品物を準備するといいでしょう。

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