意外と知らない寒中見舞いのアレコレ

寒中見舞いという存在について知らないという方はいないでしょう。しかし、なんとなく「年賀状の代わり」などという曖昧な認識だけで、しっかりと正しい認識を持っている方は実はあまり多くないかもしれません。そこで今回は、聞かれると意外に答えに困る寒中見舞いのことについて再確認していきたいと思います。

本来の寒中見舞いの意味とは?

ここで、基本的な本来の寒中見舞いの意味を確認しておきましょう。寒中見舞いは、気候が厳しい時期にお相手を気遣うためのあいさつ状なのです。この点は、暑い時期にお相手を気遣うという意味で送る暑中見舞いと根本は同じというわけですね。そんな寒中見舞いですが、相手に出すタイミングが決まっているのです。正しいマナーとしては、暦の上で一年のうちで最も寒さが厳しいとされている1月から2月の初旬に出すのが正解です。このマナーを知らないために、「寒い」という理由で12月などに寒中見舞いを出すのは、マナー違反であり、せっかく寒中見舞いを出した意味も水の泡となってしまいますので、くれぐれも注意してくださいね。

寒中見舞いの派生的な役割

寒中見舞いは、本来の伝統的な意味の他に、年賀状を出せなかったお相手へのあいさつにも用いられることが最近は増えてきています。年賀状は一年の始まりに送る年始のあいさつ状ですが、さまざまな事情で年賀状を出しそびれてしまう場合や、こちらが喪中の場合に出せないケースもあります。そんな時、いわゆる年賀状に代わるものとして活用できるのが寒中見舞いなのです。寒中見舞いを出すことによって、お相手との関係性も断絶することなくお付き合いができるというものです。

寒中見舞いを出す正式なタイミング

実はこの寒中見舞い、お相手に出す時期がマナーとして割と厳密に決まっているのです。
「松の内が明けてから立春までの間」に寒中見舞いを出すのが、正式な慣習でありマナーです。この辺りを外さないように注意しておきましょう。マナーをしっかり守って、スマートに寒中見舞いを送りたいものですね。

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